【自転車に乗れなくなる前に】医学的に見てサイクリストが注意すべき2つのこと

こんにちは!TOMIです!今日はタイトルの通り、医学的に見てサイクリストが注意すべき2つの点について解説したいと思います。(動画はこちら)

注意すべき点というのは、起こりやすい怪我のリスクです。
痛みや怪我は、多くの方にとって自転車という趣味を楽しむ上での障害になります。
しかし、事前にどんな障害が起こるか知っておくことで怪我の慢性化を防ぎ、長期的にサイクリングを楽しむことに繋がります。

2015年のスポーツ医学に関する雑誌で報告です。
参加文献:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24915174
63人の経験豊富なサイクリストにアンケートをとり、
トレーニングの習慣や障害歴、柔軟性や体力の測定を行いました。
そしてそれらのテストの結果から痛みの多い場所やその原因について考察しています。

最も多い痛み及び怪我は【膝の怪我】【腰痛でした。
多くのサイクリストがこの2つの痛みを経験していたのです。
皆さんはどうでしょうか?自転車に乗っていて膝や腰の痛みを経験したことはありませんか?

個人的に自転車に乗っていて痛めたことがある場所がこの二ヶ所で、友人からの相談も多い場所でした。
痛みの原因について、一度痛めると再び怪我をするリスクが上がるという結果がでました。
しかし体の柔らかさ体力は痛みの有無と関係がなく
対象者の乗車時間に差はなかったとあります。
この解釈は少し難しいですが、言葉のまま受け取れば、
身体は硬くても怪我をするとは限らない・たくさん乗っていても痛みが出るとは限らないということです。

ただ個人的な意見を言えば身体の硬さと乗車時間に関しては全く関係ないわけではなく、
ある条件が伴うと怪我を引き起こす要因の1つになり得ると思います。
その条件とは【身体の一部分に過度な負荷がかかってしまうこと】です。
膝関節痛や腰痛に関して、理学療法士の観点から言えば、
これらはある特定の部分で過剰な負荷がかかることで発症することが多いです。

身体の硬さは、硬くなっている部位によっては身体の一部分に負荷がかかる原因となります。
また負荷がかかりやすくなっている状態で強度を上げすぎたり、長時間乗ると痛みが出てきてしまいます。
例えば腰であれば、乗車時に背骨が曲がりますが、
その際に背骨のカーブで過度に曲がっている関節の高さがあるとその部位に負担がかかります
膝であればペダリングの仕方、股関節や足関節の使い方が原因であることが多いです。
(例えばサドルが高すぎて膝が伸びきってしまう場合、膝を曲げる筋肉を過度に使ってしまったり、
膝が伸び切った際に膝の後面にストレスがかかる)

ロードバイクは他のスポーツと比較して、身体的な負荷は少なく、
運動量に対しての怪我のリスクも高くはありません。
ただその分、他よりも長時間の運動が可能になるため、すこしの歪みが後で大きな問題に繋がることがあります。
膝や腰に少しの違和感を感じた時点で、その違和感を軽視せず、
必要な休息やポジション、ペダリングの見直しを行うと良いでしょう。


膝関節の痛みに関しては一度動画を出しているのでそちらをご覧いただければと思います


腰痛に関しても、ロードバイクで発生する腰痛の約7割の人に効果的なストレッチを動画で紹介しています。

コメント

  1. tom’s syclingさん
    いつも楽しく拝見させて頂いてます。
    杉井と申します。
    ロードバイクの手の使い方(上半身を含む) ハンドルの握り方に
    手、腕等をどのように使うか
    教えて欲しいです。
    新城幸也選手が海外で合宿をしていた時の様子を情熱大陸で見ました。
    調子の上がらない選手に
    ほんの少しですが誰かに腕をこのようにしているか…と言っている。
    新城さんの言葉が何を伝えたいのか良く分からなかったです。
    知っていたら教えて下さい。
    よろしくお願いします。

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