12/12 袖ヶ浦チャレンジ 100km【TOMI】

いよいよレース当日。5時に起床して5時半に家を出る。
毎週、毎週、遠征が続いていたので準備は手慣れてきた。

6時でも真っ暗なんだねと冬をなんとなく感じながらレース会場へ。家から1時間ほどで着くので袖ヶ浦は移動が楽。

6時半過ぎに会場に着くと、車はたくさんあるがピットはまだ人が少なかった。
受付にも、
会場のブースにも、
隣のピットにも、
知り合いがたくさんいてなんだか嬉しい。
自転車とyoutubeを始めて良かったことの一つが、いろんな人と知り合えたこと。

ウェアは冬用と夏用のワンピース、インナーも夏用から秋、冬とそれぞれ持ってきていた。その時の気温に合わせようと。
結局日中の最高気温が14℃という予報を信じて、
夏用のビオレーサーのワンピースにレッグ・アームウォーマー、インナーはおたふく手袋のデュアルメッシュを使用した。

この夏はビオレーサーのワンピースばかり着ていたのもあり、なんとなくこれ着ておけば安心みたいな感じで少し無理してでもこれを着てしまう。
ビオレーサーと契約かなにかしたの?と聞かれることはあるけど、実費です。単純に質が良くてつい着たくなるのです。

ウォーミングアップは15分軽く回して、試走で少し高い強度で走って終わり。
赤カメさんという友人が酔っている時に電話でレースあるから出なよと言ったら本当にエントリーしていた。
試走で先月のレースでどこがどれくらいのパワーだったかという話をしながら、ところどころ一緒に回る。
カメさんのエンデューロデビュー戦。200kmにエントリーしてるものだから良い思い出になるかはわからない・・・・・。笑

僕もYOPIさんも100kmのレースにエントリー。
この袖ヶ浦チャレンジは平均速度によってS級、A級、B級と称号みたいなものがもらえる。
なんだかやっぱりそういうのは目指したくなるので今回の目標は一番上のS級。
S級は平均速度が40km/h以上になるので、先頭集団でゴールすることが必要になる(らしい)
どちらにせよ、僕の一番の目標は【先頭集団に残ること】だった

今まで大きなエンデューロのレースで先頭集団に最後までついていけたことがなかった。
強い人から見れば、「最後まで集団に残りたい」という目標は少しかっこ悪いかもしれないが、
僕にとっては大きな目標で、それができて初めて優勝を狙うスタートラインに立てると思っていた。

レース開始前、スタートラインに並ぶ。
全身オレンジのビーというチームの人や、先月もお会いした内房レーシングの方とスタート位置が近かったのでお話していた。
内房の方からは、このコースを走るコツを教わった。ありがとうございます。
話しているとあっという間にスタート時間になった。

レーススタートと共に、右側からスーッと上がって20番手以内くらいにつく。
他のカテゴリとは同時スタートではないが、すぐに追いつくような時間差のスタートなので、
他のカテゴリと合流するタイミングで同カテゴリの人を見失わないようにする。

すぐに他のカテゴリと混ざって大集団になった。ここでも様子をみて番手を上げていく。
正直どういうふうに走れば脚を一番使わないかわからないけれど、今までの経験で良かったことを試す。
下りや平坦でできるだけ番手を上げて、ガッと負荷が上がる立ち上がりや登りで少し緩めて番手を少し落とす・・
みたいな感じで走る。100kmの途中で気づいたが、たぶんこれはイマイチだった。

番手を上げたり下げたりしながら走っていると、先程お話した内房の方がずっといい位置で走っているのが見えた。
ほとんど位置は変えずに、ずっとその場所。
気になってその人がいる方に少しずつ近づいてみる。そして真似てみる。
すごく楽だった。

下りからコーナーがあってすぐに登りがある場所で、先月のレースは毎回必死に踏んでいたけれど
大きく周ってでもコーナーに速い速度で入り、そのまま抜けていき、前の人にしっかりつくと半分くらいの強度で登ることができた

あとは集団内でVC福岡の武井さんを見かけて凝視。笑
コーナーで人より漕ぎ出すのが少し遅いのが気になった。その後すっとすごく楽そうに前の人につけていた。
これもすぐに見て真似てみた。
タイミングをただ遅らすのではなくて、コーナーに入る速度、抜ける速度が周りの人より速いので
漕ぎ出すのが遅くても(その分脚を使わなくても)楽に走れるのかもしれないと感じた。
実際僕は真似てからすごく楽になった。コーナーって奥が深い・・・

毎回毎回、人と走るのは本当に勉強になる。
他にもFORCEの方、カラフルなジャージの方などの後ろに付かせてもらうことが多かったけれどすごく勉強になった。

もう一つこのレースで大きな学びがあった。
それは補給だった。今までのエンデューロは2時間だったり100kmだったりどんなカテゴリでも脚を攣って先頭からちぎれた。
今回は藁にもすがる思いで、補給にこだわった。
元々マグオン、そして2RUNというマグネシウムが多く含まれた補給食で、足攣りを防止しようとしていたけれど、
それでも攣っていた。
今回は水分も多く、そして糖質も多く摂取した。ポカリにCCDを割ってめちゃくちゃ甘ったるくなったドリンク2本に、合計800kcalのジェルを別で摂取した。
正直甘くて辛かった。笑
でもいつもよりずっと脚の疲労を感じるのが遅かった。

走り方や補給のどちらもすごく重要だと気づいた日だった。

写真はゆる自転車部の加藤様より

先月の袖ヶ浦と違って、集団内でペースの上げ下げは少なかった。
かなり安定したペースで、しんどいはしんどいけど急激な負荷がかからないのでまだ楽。
あと10周?切ったくらいでワンガンの人が声をかけてくれて、100kmのカテゴリを先に行かせてくれた。
100kmの誰かがアタックしてペースが上がるかもしれないし、スプリントで巻き込み落車なんてリスク回避のためだろうか。
スマートでかっこいい・・。いつか豪脚になってレースに慣れたら真似しようと心に誓う。

100kmのカテゴリは出走が多く170人だった。
そして前に行かせてもらった100kmカテゴリの集団だけで30人以上はいた。
平均速度だけ見ると42km/h近かったので、強度が低い方ではないと思うけれど、
安定して走れていた分、人が多いのかもしれない。
なんにせよ後数周はここに最後まで残ることを考える。

ラスト数周
ペースが少し上がる。登りが毎回きつい。
たぶん今先頭から落ちてもS級は確実だななんて思う。
我ながら言い訳がすごくうまい。
でもずっとやってきていい加減先頭に残りたいという気持ちが勝った。
欲を言えばスプリントだってしたい。

なんとか残りながらラスト4,5周で先頭集団の先頭まできた。
僕の前の人が登りで頑張る。先頭交代も要求しないで長い間頑張っている。
ペース落ちたタイミングですっと先頭に出る。先頭集団の先頭。
脚があれば少しは高揚するんだろうけど、脚がないからただしんどい。
5秒くらいですぐに変わろうとすると、後ろと距離が空いていることに気づく。
僕の前の人が少し上げたタイミングで泳がされたのかもしれない。
ナメられてるなーと思ったけど、同時にそりゃそうだと思った。
先月は高岡さんがアタックするたびにペースが上がった(しんどかった。)
あんなふうに逃しちゃいけない人認定されるように強くなりたいと思う。
そのまま逃げる脚なんてないので潔く集団に戻る。

そこからなんとか先頭集団についていく。番手も少し後ろめに。
脚休めてなんとか最後ワンチャン・・
なんて思っていたが登りで負荷がガッと上がったタイミングで内もも(薄筋)が攣る。
一度攣ってしまうと踏むのが怖くなり、集団後方のまま走る。
ペースは上がり続けるがそのままなんとか最後のホームストレートに。
この局面で最後まで踏む練習は今しかできないと思い、全力で踏む
びっくりするくらいパワーが出ず、5〜600wくらい絞り出して終了。

結果は25/170位だった。初めて先頭集団に残ることができて嬉しい。悔しいよりも嬉しいは久しぶりだった。
また一歩前に進むことができた気がした。
ガーミンのデータを見返すと平均速度は42.3km/h、平均心拍数168bpm、パワーNPは230だった。
脚を止めている時間(0w)が入るstravaのログだと平均パワーが187wだった。

無事にS級獲得し、目標だった先頭集団にも残れた!
YOPIさんは女子の2位だった!今年は2位コレクターと笑っていたけど十分すごいんだよそれ・・
僕もがんばります。

その後インポッシブルチャレンジの行方や、
赤カメラことカメさんの200kmレース、
にっしーやタブちんと話して時間を過ごす。
(にっしーからインソール頂いて使うの楽しみ。タブちん洗車ありがとう)

カメさんは後半かなりしんどそうだったけど、なんとか制限時間内でゴール。
制限時間内に走りきれた人がそもそも少ない200km。
見事6位入賞でした。おめでとうカメさん。
また遊びましょー

インポッシブルチャレンジは合計5人達成。
243kmを6時間で走るチャレンジ。
僕がなんとか2時間半走りきれた強度をあと3時間半・・・・・・・
すごすぎです。
全員のゴールに感動した。
個人的に少しお話したことがあったじぃじさんはこんな挑戦の中で
さらに順位も狙っていたそうで、達成できたのに「悔しい」と言っていた。
本当にすごいなぁと思う。

自転車が趣味になって、成長することが楽しくていろんなことに挑戦してきた。
僕がインポッシブルチャレンジに挑戦するビジョンはさすがに湧かないけれど、
それぞれの限界に挑戦できることは自転車の楽しいところだなと思う。

なんとか目標達成できて良かった。
お寿司屋さんでビールで優勝して帰ります。

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