サドルの高さをあるきっかけで1.5cm下げた。そのきっかけに関してはまたどこかで何かの機会に紹介したいと思う。
この1週間でサドルのポジションを高くしたり、低くしたり、前に出したり、後ろに下げたりと
あらゆるポシションを試してどういう変化があるのか試してみた。
そんな中で得られたヒントを今回書いていきたいと思います。
サドルを上げると起こる変化
サドルの高さを上げると、股関節の動きが大きくなるという大きなメリットがある。
股関節の動きが大きくなるということは、股関節の周りの大きな筋肉を使いやすくなるということ。
太ももの前側の筋肉が疲れやすいが、お尻(大臀筋)の筋肉、股関節の付け根の腸腰筋など股関節の周りの筋肉を使うことで、
疲れにくいペダリングが可能になる。
しかし、サドルの高さを上げすぎるとデメリットがある。
それは体幹や足関節の代償が起こることである。
僕自身が実際にそうだったので写真で比較したい。
2枚の写真の上がサドルを下げる前で下が下げた後。
1枚目では骨盤が下がっているのに対して、2枚目ではまっすぐ保つことができている。
サドルが高い状態では股関節を使いやすいので回しやすく感じる。
しかし、骨盤の代償を伴う場合体幹が安定しにくくなり、腰痛が出ることもある。また僕の場合は高負荷ほど体幹のブレが出やすくなっていた。
サドルを下げると起こる変化
先に写真を載せたように、サドルを下げると体幹が安定する。
ただ、股関節の動きが減り、膝関節の屈伸の可動域が広がるため、股関節周囲の筋肉が使いにくくなる可能性がある。
また、体幹の安定はあくまでも適切なサドルの高さの範囲に限る。
過度に下げてしまった場合も実は体幹がブレやすくなるのだ。
足を上に持ち上げる動作を股関節の屈曲というが、股関節の屈曲に伴い、必ず骨盤の後傾という動きが起こる。
サドルが低すぎるとその分股関節の屈曲角度が大きくなってしまう。そして骨盤が後ろに傾く動きが大きくなるため骨盤が安定しなくなる。
また人によってはガニ股になる可能性もあり、膝の痛みに繋がることもある。
サドルの高さの調節で注意すること
上げるにしろ、下げるにしろ、
メリットもデメリットもある。
ただ間違いないのは過度な高さ、低さはデメリットの割合が増えるということ。
あくまでも適正な範囲の中で、
その中で自分の好みを見つけて1mm,2mmと少しずつ調整する必要がある。
基準になるにはやはりオーソドックスなサドル高さの出し方で、
股下mm×0.87mmや、
サドルに乗って裸足でかかとをペダルに乗せた時に膝が伸びきる高さ
などいくつかあるのでまずそれで合わせてから好みを探すと良いと思う。
僕自身が高くしすぎていたので、今後は注意してサドル高を決めていきたい。
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