理学療法士が解説!ペダリングで使う【筋肉】とは

理学療法士です!(TOMIです!)

サイクリングの動画ばっかり上げておりますが、
普段は病院に勤めておりリハビリの仕事をしています。

今日はペダリングで使う筋肉について話していきたいと思います。

ただペダリング動作というのは個人によって差があり、
また重心の位置や身体の使い方の癖によって動かし方の正解も異なります。
(ペダリングの差によってローラーで出力が変わらない人、下がる人が出る。
体幹がガッチリ固まる人、脊椎のある程度の可動性を保ちながら骨盤の回旋を伴って踏む人など)

しかし共通している部分は確実にあります。
今日はその共通している筋肉が何かということについて話したいと思います。

ペダリング動作は関節の運動で見ると
●股関節の屈曲と伸展(要は曲げ伸ばし)
●膝関節の屈曲と伸展

がベースになります。
したがってこれらの関節運動を起こす筋肉が主動作筋となります。

少しわかりやすくするために【踏み足】【引き足】という言葉を使います。
ペダルが1番上になるところから1番下までを【踏み足】
そして1番下から1番上までを【引き足】とします。

踏み足では股関節と膝関節の伸展が起こります。
そこで働くのが大殿筋大腿四頭筋、そしてハムストリングスです。
大殿筋とハムストリングスは股関節の伸展に働き、
大腿四頭筋は膝関節の伸展に働きます。

この中でも太腿の前側にある大腿四頭筋は
他の2つと比較して強い力を発揮しやすいですが
疲労が起こりやすいという特徴を持ちます。
(速筋繊維と遅筋繊維の割合 詳しくは下の動画をどうぞ)

運動生理学に基づく疲れにくいペダリング【ロードバイク乗りのためのフィジカルセミナー】

したがって基本的に
股関節伸展の作用を持つ大殿筋とハムストリングスを使うことが、
疲れにくいペダリングに繋がります。

次に引き足です。
引き足は股関節と膝関節の屈曲が起こります。
そこで働くのは腸腰筋ハムストリングスです。

ハムストリングスがまた出てきましたが、
ハムストリングスは股関節の伸展と同時に膝関節の屈曲に作用します。

引き足ではこの膝関節の屈曲の作用としてハムストリングスが作用します。
実業団クラスのサイクリストと、
一般のホビーサイクリストの筋肉の断面積を比較した時に、
このハムストリングスに大きな差が見られたそうです。

ハムストリングスは
踏み足と引き足の両方で働く重要な筋肉と言えます。
(特に踏み足で重要だと個人的に思います)

ハムストリングスの付着部位

ただ、引き足で重要なのはハムストリングスよりも腸腰筋です。
(ハムストリングスは無理に意識して引き足をすると脚を痛めることに繋がります。
あくまでも補助的な働きだと思っています)

腸腰筋は股関節の付け根に着く筋肉で骨盤と脊椎に付着します。
引き足を意識するときは、
股関節の付け根を意識して大腿を持ち上げるようにすると働きやすくなります。

腸腰筋の付着部位

今回触れた筋肉はペダリング動作において
共通して働いているところです。
他に補助的に働いている場所は多くあります。
その他の筋肉においても重要な働きをしている場所は多くあります。

かなり前の動画になりますが
今回のブログの内容をさらに詳しく解説した動画がありますので
良ければそちらをご覧ください!

TOMI

ペダリングで使う筋肉って??【ロードバイク乗りのためのフィジカルセミナー】

コメント

タイトルとURLをコピーしました