YOPIさんのEMONDAに履かせているホイールを借りて走ってみました。
このホイールは素晴らしいスペックでたった1325グラムでチューブレスタイヤも利用可能。
カーボンケアシステムもかなり良心的で、2年以内の故障であれば無料で交換と手厚いサポートが受けられる。
転がりもよく空力も良いとか、その辺はどこも同じようなことを言うけれど重量の数字とこのサポートだけでもかなり魅力的に見える。
と言っても軽ければ進むかと言うのはまた別の話。ホイールの軽さ=速さになるのは急勾配の坂だけだ。
ただこのホイール。悪い評判全く聞かない。そういうものに限ってアラを探したくなるもので、
実際にYOPIさんに借りて乗らせてもらった。
結果
すごく速い。軽い。硬い。
というのが素直な印象だった。
すごく速い。乗ったことのあるホイールが比較対象で、BORA ONE35、BORA WTO33、Roval CL50などだ。
多分一番速いと思う。一定のスピードを超えると1km/h上げるのに必要なパワーの割合が上がるタイミングがくる。そんな速度の壁がなかなか来ず、一番使うことの多い30〜40km/hぐらいが楽な印象。
また軽さもやはり武器で、月並みな表現だとギアが1枚2枚変わる。本当に変わるから羨ましい。ヒルクライムに適しているのは間違いない。
ただ感じたのは硬さ。このホイールが速いと思うのは素直な気持ちだけれど、おそらくペダリングの技術がある程度のレベルにないと脚にくるホイールになると思う。どんなふうに踏んでも進んでくれるEMONDAと対極の印象だったのが面白かった。もしかしたらだからこそEMONDAに合うのかもしれない。ただ、こうしてペダリングの技術を必要としてくる機材というのは乗っていても成長を実感できる要素があるし楽しい。
素直にこのホイールを使っているYOPIさんを羨ましいと思った。
ただ同時に今自分が使っているBORA WTOの良さも実感できた。乗っていて楽しい。雑に踏んでも進んでくれる。BORAは本当に良いホイールだと思う。ペダリングの上手い選手が使って速いのはRSLかもしれないが、懐が深いのはBORAな気がする。
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